
ばね指(弾発指)|朝がいちばん引っかかるのはなぜか
目次
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【ばね指】について書いていきたいと思います!
朝起きると指が曲がったまま伸びなくて、伸ばそうとするとカクンと跳ねる、、
そんな指と付き合っている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!
指の付け根で、腱がひっかかっている
指を曲げる腱は、前腕から指先まで長く伸びています。
その腱が浮き上がらないように、要所要所で帯のようなもので押さえられています。
ばね指で問題が起きているのは、指の付け根にある最初の帯のところです。
腱と、押さえている帯のサイズが合わなくなる
腱が厚くなったり、腱の一部にこぶのようなふくらみができることがあります。
同時に、押さえている帯のほうも厚くなって、通り道が狭くなります。
太くなった腱が、狭くなった通り道を通ろうとする。
すんなり通らずに一度ひっかかり、力をかけた瞬間にぽんと抜ける。
これが、あのカクンの正体です。
指の付け根の手のひら側を押すと、痛いしこりに触れることがあります。
それが厚くなった部分になります。

朝がいちばん強く、日中は軽くなります
この状態の分かりにくいところは、症状が一日の中で動くことです。
資料には朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくないと書かれています。
動かさない時間が続いたあとに、硬さと引っかかりが強く出るとされています。
つまり、いちばんつらいのは起きた直後です。
そして仕事を始めるころには、なんとなくマシになっている。
だから受診が遅れる。
昼に軽くなるので「使いすぎただけだろう」と自分で片づけてしまう。
私はここが、この状態でいちばん厄介なところだと思っています。
使いすぎだけが原因ではない!?
手をよく使う仕事やスポーツで起きやすいのは、そのとおりです。
ただ、資料に挙げられている「多い人」は、それだけではありません。
更年期と、妊娠出産期
更年期の女性に多く、妊娠出産期の女性にも多く生じるとされています。
手を酷使した覚えがないのに指が引っかかる、という方がいらっしゃいます。
心当たりが無いことと、原因が無いことは別です。
糖尿病・リウマチ・透析
糖尿病、リウマチ、透析を受けている方にもよく起こるとされています。
指の引っかかりが、身体の別のところとつながっていることがある、ということです。
繰り返す場合や、複数の指に出ている場合は、そこも含めて診てもらう価値があると私は思っています。
なお、この状態は一般の人口のうち2%に起こるとされていて、いちばん多いのは40代から60代の女性です。

出やすいのは、親指と中指
起きやすい指には、はっきりした傾向があります。
いちばん多いのが親指と中指。
続いて薬指、小指、人差し指にもよくみられます。
指の付け根の腫れと押した時の痛み、そしてばね現象があるかどうかで診断がつきます。
特別な検査を先に受ける必要はありません。
治療は、安静と固定から
最初に行われるのは、その指を休ませることと、動かないように固定することです。
あわせて飲み薬が使われることもあります。
注射は、ずっとはできない
それで足りない場合、腱鞘の中にステロイドの注射をします。
この注射で、おおむね3ヶ月以上は症状が出ない状態になるとされています。
ただし、繰り返し打てるものではありません。
注射は最大で3回までとされていて、糖尿病のある方や、長く続いている場合には効きにくいこともあります。
それでも改善しない時に、狭くなった帯を切り開く手術が検討されます。
日帰りで受けられるものですが、腫れと硬さが完全に引くまでには時間がかかり、平均すると6ヶ月ほどで元に戻るとされています。
進むと、指が動かなくなります
放っておいた場合にどうなるかも書かれています。
はじめは痛みと腫れ。
進むとばね現象が出て、さらに悪化すると指が動かない状態になるとされています。
カクンとなっているうちは、まだ動いています。
動かなくなってからより、引っかかっているうちのほうが、手立てが多く残っています。
朝の数分だけのことだから、と我慢せずに一度診てもらうことは悪くないと私は考えてます!
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
- 指の付け根で、太くなった腱が狭くなった通り道にひっかかっている
- 朝がいちばん強く、日中は使っていると軽くなる。だから受診が遅れやすい
- 使いすぎだけでなく、更年期・妊娠出産期にも多い
- 糖尿病・リウマチ・透析を受けている方にもよく起こる
- 一般の人口の2%。いちばん多いのは40代から60代の女性
- 多いのは親指と中指。診断は腫れ・圧痛・ばね現象で決まる
- 治療は安静と固定から。注射は最大3回まで。それでも改善しなければ手術
- 進むと指が動かなくなる。引っかかっているうちのほうが手立てが多い
朝のカクンは、身体が出している分かりやすい合図だと思います。
気づいた今のうちに、一歩進めていきましょう!
指の引っかかりが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!
参考文献
日本整形外科学会「ばね指(弾発指)」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.
American Academy of Orthopaedic Surgeons「Trigger Finger」OrthoInfo.





