
三叉神経痛|一瞬の激痛が、顔の片側だけに出る
目次
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【三叉神経痛】について書いていきたいと思います!
顔の片側に、一瞬だけ突き刺すような痛みが走る、、
そんな痛みと付き合っている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!
三叉神経は、顔の感覚を運ぶ神経
三叉神経は、顔の感覚を脳へ伝えている神経です。
名前のとおり、途中で3本に枝分かれしています。
- 額のあたりを担当する枝
- 頬のあたりを担当する枝
- 顎のあたりを担当する枝
三叉神経痛は、このどれか1本、あるいはそれ以上の枝が担当している範囲に、発作のような激しい痛みが出る状態を指します。
顔全体が痛くなるのではなく、枝が担当している範囲に出る。
そして片側だけというのが特徴になります。
出やすいのは、頬と顎の枝
3本のうち、痛みが出やすい枝は決まっています。
頬の枝と、顎の枝。
痛む場所が頬や顎になるので、最初に別のものを疑われる方が多くなります。

痛みは一瞬。刃物で突き刺されたよう
痛みの出方には、ほかではあまり見ない特徴があります。
国際的な定義では、刃物で突き刺されたような短時間の痛みが反復するものと書かれています。
電気ショックのような痛み、と表現されることもあります。
そして、短い。
痛みが続く時間は1秒から30秒ほどで、1日に数回起こることもあるとされています。
ずっと痛いのではなく、一瞬の激痛が繰り返し来る。
この出方が、ほかの顔の痛みと違うところになります。
触る・動かすと出る。だから食事と歯みがきがつらい
もうひとつの特徴は、きっかけがあることです。
挙げられているのは、食事、会話、歯みがき、化粧。
つまり、顔を触ったり動かしたりすることで誘発されます。
洗顔や、風が当たっただけで出ることもあるとされています。
どれも毎日やることばかりです。
食べるのが怖い。
歯をみがくのが怖い。
痛みそのものは一瞬でも、その一瞬を避けようとして生活のほうが縮こまる。
そこがこの状態のつらいところだと私は思っています。
きっかけが無くても出ることがある
一方で、はっきりしたきっかけが無くても起こることがある、とも書かれています。
「何をした時に痛いですか」と聞かれて、うまく答えられないことがあります。
答えられなくても、それで否定されるものではありません。

歯の痛みと間違われる
痛みが出るのは頬や顎です。
そして、噛んだ時や口を動かした時に出る。
そうなると、まず疑われるのは歯になります。
資料には、発症の初期は歯痛と間違われやすく、歯科を受診して抜歯しても痛みが治まらないと書かれています。
抜いた歯は、戻りません。
歯の治療をしても痛みが変わらない時。
治療した歯と、痛む場所が合っていない時。
そこは、いったん立ち止まっていいところだと私は思っています。
多いのは50歳代以降の女性
起きやすい方には、はっきりした傾向があります。
50歳代以降、女性に多い。
始まるのは50代から60代が典型で、40歳より若い方ではまれとされています。
原因として挙げられているのは、年齢とともに動脈硬化で脳の血管が曲がり、神経を圧迫することです。
年齢とともに起きる変化が、たまたま神経の近くで起きた。
そういう成り立ちになります。
診断は、問診と診察でほぼつく
検査から入る状態ではありません。
確定診断は、問診と診察でほぼ可能とされています。
痛みの出方と場所を聞いて、顔を診る。
それでほぼ決まります。
そのうえで、原因を調べるためにMRIを撮ることがあります。
神経と血管の位置関係が確認できることもあれば、判断が難しい場合もあるとされています。
相談先は、脳神経外科やペインクリニック(痛みの専門外来)になります。
歯科で原因が見つからなかった時に、次に向かう先がここです。
治療の主体は飲み薬
治療の中心は、飲み薬で
血管の圧迫が背景にあっても、まず選ばれるのは薬になります。
ここで知っておきたいのは、ふつうの痛み止めとは違う種類の薬が第一に選ばれること。
神経の高ぶりを抑える方向の薬になります。
飲み方にも工夫があり、
食事や口を動かすことで痛みが出るので、食後ではなく、食事の30分から1時間ほど前に飲む。
それで痛みが減ったり消えたりする方もいらっしゃると書かれています。

まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
- 三叉神経は顔の感覚を運ぶ神経で、額・頬・顎の3本に枝分かれしている
- 痛みが出やすいのは頬の枝と顎の枝。片側だけに出る
- 刃物で突き刺されたような痛みが、1秒から30秒ほどの短さで繰り返す
- 食事・会話・歯みがき・化粧・洗顔がきっかけになる。風でも出ることがある
- きっかけが無くても起こることがある
- 初期は歯痛と間違われやすく、抜歯しても痛みが治まらないことがある
- 多いのは50歳代以降の女性。原因は血管が神経を圧迫すること
- 診断は問診と診察でほぼつく。治療の中心は、痛み止めとは違う種類の飲み薬
顔の痛みは、まわりに分かってもらいにくいところだと思います。
向かう先がはっきりしている痛みですので、一緒に前に進んでいきましょう!
顔の片側の痛みが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!
参考文献
日本ペインクリニック学会「ペインクリニック治療指針」Ⅲ-F-4 三叉神経痛.
国立循環器病研究センター「三叉神経痛・顔面けいれん」病気について.
National Health Service「Trigeminal neuralgia」NHS.





