夜のベッドで横になり自分の肩を上からおさえている上半身を真上から写した写真|肩腱板断裂|夜眠れない肩の痛みと五十肩との違い|立川駅から徒歩圏の鍼灸院

肩腱板断裂|夜眠れない肩の痛みと五十肩との違い

目次
  1. 腱板は、肩を動かすときに働く腱の集まり
  2. きっかけがはっきりしないほうが、半分も
  3. 五十肩との違いは、固まるかどうかです
  4. 受診のきっかけで一番多いのは、夜の痛み
  5. 病院で見ているのは、この4つ
  6. 切れたところは治らない。それでも7割は軽快します
  7. まとめ

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【肩腱板断裂】について書いていきたいと思います!

肩が痛くて夜中に目が覚める、腕は上がるのに力が入らない、、
そんな肩を抱えている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!

腱板は、肩を動かすときに働く腱の集まり

腱板は、4つの筋肉が腱になって肩の骨頭を包んでいるものです。

この腱板が、肩峰という骨と上腕骨頭という骨のあいだにはさまれています。
はさまれた場所にあるうえ、年齢とともに腱そのものが弱くなっていきます。
この2つが重なって起きるのが腱板断裂です。

「切れている」と言われても、全部が切れているとは限らない

断裂には、腱の厚みの一部だけがいたんでいるものと、骨から完全に剥がれているものがあります。

「断裂」と聞くと、糸がぷつんと切れた場面を思い浮かべると思いますが、
厚みのある腱の、その一部だけがいたんでいる状態も断裂と呼ばれます。

まずここが、言葉から受ける印象とだいぶ違うところだと思います。

きっかけがはっきりしないほうが、半分も

腱板断裂は、転んで手をついた、重いものを持ち上げた、という外傷で起きることがあります。
ただし、資料には明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で断裂が起きると書かれています。

つまり、思い当たる出来事が無い人が半分います。

起こりやすいのは40歳以上で、いちばん多いのは60代です。
男性が62%、女性が38%と、男性にやや多くなっています。
右肩に多いことから、肩の使いすぎが関わっていると考えられています。

ペンキ塗りや大工仕事のように、腕を頭より上で使う仕事。
テニスや野球の投球、重量挙げ、ボート。
どれも腕を繰り返し使う点が共通しています。

腱板断裂のきっかけがある人と無い人がそれぞれ50パーセントで60代が最多と手書きしたレポート用紙の写真|肩腱板断裂|立川の鍼灸院

五十肩との違いは、固まるかどうかです

腱板断裂が五十肩と異なる点として挙げられているのは、拘縮が少ないことです。
拘縮というのは、関節の動きそのものが固くなってしまう状態で

五十肩では、動かそうとしても動く範囲が狭くなります。
腱板断裂では、多くの場合、腕を上げること自体はできます。

上がる。でも、力が入らない

上がるのに力が入らない、というのが腱板断裂の特徴的な訴えです。
腕を上げていく途中で、肩の前の上のあたりからジョリジョリという音がすることもあります。

動く範囲が狭いなら、拘縮のほう。
動くけれど力が入らないなら、腱板のほう。

もちろんこれだけで決まるものではありませんが、
自分の肩がどちら側の話なのかを持って病院へ行けると、話が早くなると私は思っています!

受診のきっかけで一番多いのは、夜の痛み

腱板断裂の症状は、運動障害と運動時の痛み、そして夜間痛です。

このうち、夜間痛で睡眠がとれないことが受診する一番の理由とされています。
痛むほうの肩を下にして寝ると、とくに痛みが出ます。

昼間は動かさなければやり過ごせてしまう、でも
眠れない日が続くと、受診する。
この流れがとても多いです。

病院で見ているのは、この4つ

診察では、腕が上がるかどうか、動きが固くなっていないか、肩峰の下でジョリジョリという音がしないか、肩甲骨の後ろの筋肉がやせていないかを確認します。

そのうえで画像を撮ります。
レントゲンでは、肩峰と骨頭のあいだが狭くなっているかどうかを見ます。
MRIでは、骨頭の上のあたりの腱板に断裂があるかどうかが分かります。

五十肩は動く範囲がせまい・腱板断裂は力が入らないと2列に分けて手書きした大学ノートの写真|肩腱板断裂|立川の鍼灸院

切れたところは治らない。それでも7割は軽快します

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところで

腱板の断裂した部分そのものは、元どおりにはくっつきません。
それでも、70%は保存療法で軽快するとされています。

切れているのに良くなる。
くっつくことと、痛みが引いて動かせるようになることは、別々に進むということです。

保存療法の中身は、注射と運動です

急性の外傷であれば、まず三角巾で1〜2週間の安静をとります。
そのうえで、肩の滑液包に注射をしたり、腱板の機能を取り戻す訓練をしていきます。

痛みと動かしにくさが保存療法で治らない場合に、手術が検討されます。
手術をした場合は、その後およそ4週間の固定と、2〜3ヶ月の機能訓練が必要になります。

切れたと言われた時点で手術が決まるわけではありません。

まずは保存療法から始まる、という順番を知っているだけでも、診察室での気持ちが違ってくるのではないかなと私は思いました!

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

  • 腱板は4つの筋肉の腱が骨頭を包んだもの。骨にはさまれ、年齢とともに弱くなる
  • 「断裂」でも、腱の厚みの一部だけがいたんでいる状態を指すことがある
  • きっかけがはっきりしない人が半分。40歳以上・ピークは60代
  • 五十肩との違いは拘縮の少なさ。上がるのに力が入らないのが腱板側
  • 受診のきっかけで一番多いのは、夜間痛で眠れないこと
  • 切れた部分はくっつかないが、70%は保存療法で軽快する
  • 手術は、保存療法で治らなかった時に検討される

夜眠れない肩を、年のせいだと片づけないでください。
まずは自分の肩がどちら側の話なのかを確かめるところから始めていきましょう!

肩の痛みで眠れない日が続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!


参考文献

日本整形外科学会「肩腱板断裂」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.

American Academy of Orthopaedic Surgeons「Rotator Cuff Tears」OrthoInfo.

タグ#五十肩#夜間痛#立川#肩の痛み#肩腱板断裂#腱板損傷#鍼灸
院長 斉藤宏之

この記事を書いた人

斉藤 宏之

鍼灸師・柔道整復師(国家資格)/2015年から臨床

立川・錦町の完全自費 鍼灸治療院。「またここに来れば大丈夫」と思える場所を目指しています。

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