洗面所で白いタオルをしぼる両手と前腕のクローズアップ写真|テニスはしていないのに|テニス肘で傷んでいるところ|立川駅・立川南駅の鍼灸院

テニスはしていないのに|テニス肘で傷んでいるところ

目次
  1. テニス肘は、肘のどこがどう痛むのか
  2. テニスをしていない人にも起こる
  3. 傷んでいるのは、手首を伸ばす筋の付け根
  4. 肘を伸ばしたまま行う、3つの確かめ方
  5. 1年後には83%で良くなる!?
  6. 痛む時期をどう過ごすか
  7. まとめ

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【テニス肘】について書いていきたいと思います!

タオルをしぼった瞬間に、肘の外側がズキッとする、、
そんな痛みが続いている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!

テニス肘は、肘のどこがどう痛むのか

ものをつかむ、しぼる時に走る痛み

痛みが出るのは肘の外側です。
外側上顆と言われる部分になります。

出るタイミングは、はっきりしていて
ものをつかんで持ち上げる時。
タオルをしぼる時。
どちらも手首と指に力を入れる動作です。

握力が落ちてくることもあって、
ペットボトルの蓋が開かない、という形で気づく方も多いです。
あれ、こんなに弱かったっけ、、となるやつですね。

安静にしている時は痛くない

じっとしている間は痛くない。
これがテニス肘の分かりやすいところです。
だから動かさなければ大丈夫だと考えて、そのまま何ヶ月も過ごしてしまう。
私が肘のご相談を受ける時も、たいていこの形です。

夜になると痛むという方もいます。
数として多くはありませんが、あることはあります。

テニスをしていない人にも起こる

テニス肘という名前がついているのは、テニス愛好家に多いからです。
理由はそれだけ。
実際には、テニスをしていない方にも多いです。

一般の方より起こりやすい職業として、これらがあります。
塗装、配管、大工、自動車整備、調理などなど。
どれも手首と指を繰り返し使う仕事ですね。

起こりやすいのは30代から50代とされています。

何もしていないのに痛くなった、、これも珍しい話ではありません。

傷んでいるのは、手首を伸ばす筋の付け根

肘の外側には、手首を伸ばす筋肉の付け根が集まっています。
そのうちの短橈側手根伸筋という筋が骨につく部分。
ここが傷んだ状態を、テニス肘と呼んでいます。
簡単に言うと、手首を伸ばす筋肉の、肘側の根元です。

痛いのは肘なのに、痛みが出るのは手首と指を使った時。
筋肉が肘から手首までつながっているので、こうなります。

「炎」という字はついているが、起きているのは腱の傷み

正式な病名は上腕骨外側上顆炎といいます。
「炎」の字が入っています。
じゃあ炎症なんだな、と思いますよね。

ところが実際に組織で起きているのは、腱の変性です。
もっと簡単に言うと、腱がすり切れて質が落ちている状態。
細かい断裂が混じっていることもあります。
年齢とともに腱がいたんで起こるとされています。

新品の輪ゴムと、引き出しの奥で何年も眠っていた輪ゴム。
後者は伸ばすと切れやすいですが、熱を持って腫れているわけではないですよね。
腱に起きているのはこちらのイメージで、熱を持つ炎症とは少し性質が違います。
冷やして安静にしていれば数日で引く、という経過になりにくいのはこのためです!

テニス肘は炎という字がついていても実際は腱の変性で肘の外側に起きることを2列で手書きしたホワイトボードの写真|テニス肘で傷んでいるところ|立川の鍼灸院

肘を伸ばしたまま行う、3つの確かめ方

痛みをわざと出して確かめる方法が3つ使われています。
どれも肘を伸ばしたまま行うのが共通点です。

  • 手首を伸ばす:伸ばそうとする手首を、医師が上から押さえて止める
  • 椅子を持ち上げる:片手で椅子を持ち上げてもらう
  • 中指を伸ばす:伸ばそうとする中指を、医師が上から押さえて止める

このどれかで肘の外側に痛みが出れば、その場所が疑われます。

ただ、整形外科のお医者さんに「この動きで痛みます」と伝えられると話が早くなると思います!

テニス肘を確かめる3つの動作である手首を伸ばす椅子を上げる中指を伸ばすを1枚ずつ手書きした付箋3枚の写真|テニス肘で傷んでいるところ|立川の鍼灸院

1年後には83%で良くなる!?

6週間以上痛みが続いている185人を3つのグループに分けて、1年間追いかけた研究があります。

  • 肘に注射をするグループ
  • リハビリを行うグループ
  • 何もせず様子をみるグループ

早く楽になることと、1年後に残っていること

6週間の時点で、良くなったと答えた割合はこうでした。

注射 92%
リハビリ 47%
様子をみる 32%

注射の圧勝です。

ところが1年後に同じことを聞くと、こうなります。

注射 69%
リハビリ 91%
様子をみる 83%

順位がまるごと入れ替わっています。
注射のグループは再発が多かったとのことです。

どちらが良い悪いという話ではないと、私は受け止めていて
早く痛みを止めたいのか、1年後の状態を優先するのか。
そこが違えば、選ぶものも変わると私は理解しています。

そしてもうひとつ。

何もしなかったグループでも、1年後には83%が良くなったと答えています。

テニス肘の3つの対処法の成績が6週間後と1年後で入れ替わることを数字で手書きしたレポート用紙の写真|テニス肘で傷んでいるところ|立川の鍼灸院

痛む時期をどう過ごすか

まず、痛みが出る作業を減らすこと。
ここが土台になります。
暴力的な言い方をすれば、何もせずに安静にしていればいずれ良くなる。

とも、言えます。

安静にした上で、手首と指のストレッチをこまめに行う。

そして、リハビリ
先ほどの3つのうち、1年後にいちばん成績が良かったのはリハビリのグループでした。
中身は、前腕の筋肉をきたえていく運動です。
休ませて終わりにせず、少しずつ使えるところまで戻していく。
ここが、ただの安静との分かれ目になります。

肘のバンドも使われます。
筋肉と腱を休ませることが目的のものです。
湿布や塗り薬、局所への注射も選択肢に入ります。

半年から1年やってみて変わらない場合に、手術が検討になることも稀にあります。
裏を返せば、それだけの期間は手術をせずに様子をみるのが標準ということです。

長いと感じますよね、、
ただ、オーバーユース(使いすぎて痛めた)の場合は時間が掛かってしまうのも事実です。

その部分は患者様にしっかり説明して、施術者も一緒に頑張らないといけない部分だと私は思っています。

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

  • 痛むのは肘の外側。つかむ、しぼる動作で出る
  • 安静時に痛くないので、そのまま何ヶ月も過ごしてしまいやすい
  • テニスをしていなくても起こる。手首と指を繰り返し使う仕事に多い
  • 傷んでいるのは手首を伸ばす筋の付け根で、炎症というより腱の傷み
  • 肘を伸ばしたまま行う3つの動作で、痛む場所を確かめられる
  • 6週間では注射が強く、1年後にはリハビリが上に来る

時間はかかりますが、多くの方が1年のうちに落ち着いていきます。
焦らず、痛む作業を減らすところから始めてみてください。
一緒に前に進んでいきましょう!

肘の外側の痛みが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!


参考文献

日本整形外科学会「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.

Smidt N, van der Windt DA, Assendelft WJ, ほか「Corticosteroid injections, physiotherapy, or a wait-and-see policy for lateral epicondylitis: a randomised controlled trial」The Lancet Vol.359 No.9307, 2002, pp.657-662.

タグ#テニス肘#上腕骨外側上顆炎#整形外科#立川#肘の痛み##鍼灸
院長 斉藤宏之

この記事を書いた人

斉藤 宏之

鍼灸師・柔道整復師(国家資格)/2015年から臨床

立川・錦町の完全自費 鍼灸治療院。「またここに来れば大丈夫」と思える場所を目指しています。

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