
手がしびれる!?|手根管症候群で起きていること
目次
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【手根管症候群】について書いていきたいと思います!
夜中に手がしびれて目が覚めて、手を振っているうちに落ち着いた、、
そんな朝を何度か過ごしている方に読んでいただきたいです。
明け方に強くなる、手のしびれ
しびれるのは、親指から薬指の親指側まで
症状として、人差し指と中指が中心です。
そこから、薬指や親指にも広がっていきます。
範囲がはっきりしているのが特徴で、親指から薬指の親指側半分までがしびれます。
手全体がしびれる感じとは、少し違う出方をします。
手を振ると楽になるのが特徴です
もうひとつの特徴が、時間帯です。
しびれや痛みは明け方に強くなります。
目が覚めた時がいちばんつらく、手を振っているうちに落ち着いてくる。
この振ると楽になるという流れは、学会の資料にもはっきり書かれています。
日中は気にならないので、寝相のせいだと思ったまま何ヶ月も過ごしてしまう方は少なくありません。
進んでくると、日中にも出るようになります。
自転車のハンドルを握っている時、新聞を持ち上げている時、車を運転している時。
手首を同じ形で保つ場面で出やすくなる、というのが目印になります。

手首のトンネルで、神経が押されています
手首には、骨と靭帯で囲まれた狭い通り道があります。
これを手根管と呼びます。
その中を、指へ向かう神経と、指を曲げる腱が一緒に通っています。
何らかの理由でこの通り道の中が狭くなると、神経が押されます。
手根管症候群と呼ばれているのは、この状態です。
しびれる範囲がはっきりしているのは、押されている神経の担当する場所が決まっているからです。
この通り道は、もともと余裕がありません。
指を曲げるための腱がぎっしり通っていて、神経はその隙間を通っています。
腱を包んでいる膜がむくむだけでも、神経の居場所がなくなります。
手根管症候群が手首の使いすぎだけの話にならないのは、このためです。

なりやすい方には傾向があります
多くははっきりした原因が分からないまま起こります。
そのうえで、学会の資料には圧倒的に女性に多いと書かれています。
妊娠・出産の時期と、更年期に増えます。
女性ホルモンの変動によって、腱を包む膜がむくむためと考えられています。
手を酷使したから、というだけの話ではありません。
そのほかに、手首の骨折のあと、手をよく使う仕事、透析を受けている方にも起こります。
手首を骨折したあとは、腫れや変形が残って通り道が狭くなることがあります。
透析を長く受けている方の場合は、通り道の中に物質がたまって神経を押すことが知られています。
「使いすぎたつもりはないのに」と、私もよく言われます。
使いすぎだけが原因ではない、というのが実際のところです!
このサインが出たら、早めに確かめてください
親指の付け根がやせてくる
しびれの段階を越えると、親指の付け根のふくらみがやせてきます。
筋萎縮と言われるやつです。
反対の手と見比べると分かります。
ここまで来ると、細かい作業がしづらくなります。
縫い物、ボタンをかける、小さなものをつまむ。
やりにくくなった動作に心当たりがあれば、しびれだけの段階ではありません。
OKサインが作れない
もうひとつの目安が、親指と人差し指で丸を作る動きです。
きれいな丸にならず、指がつぶれた形になる。
この形が作れなくなることが進行のサインとして挙げられています。
病院では、このほかにも確認のしかたがあります。
手首を軽く叩いた時に、しびれや痛みが指先に響くかどうか。
手首を曲げた形で1分ほど置いた時に、症状が強くなるかどうか。
さらに、神経の伝わる速さを測る検査で、どのくらい押されているかを調べます。
超音波やMRIで通り道の中を見ることもあります。
ご自身で試して判断するものではありませんが、こういう順序で確かめていく、ということは知っておいて損はありません。

今日からできること
まず、手の使いすぎを減らすところからです。
手首を反らせたまま固定する時間を短くする、と考えると分かりやすいと思います。
キーボードの手前に手首を置きっぱなしにしない。
スマホを長時間片手で持ち続けない。
この二つは特に現代では注意してもらいたい点ですね!
それと、重いものを提げる時は、手首を曲げずに持つ。
寝る時に手首が曲がっていると明け方の症状が強く出やすいので、手首をまっすぐに保つという方法が取られることもあります。
病院では、そのための固定具が使われます。
家事や仕事で手を使う時間が長い方は、休憩の取り方を変えるだけでも変わります。
30分ほど続けたら、手を下ろして力を抜く。
それくらいの間隔で十分です!
妊娠中や産後に出てきた場合は、時期が過ぎると落ち着いていくことも多いとされています。
これらはあくまで負担を減らすための工夫です。
しびれが数ヶ月続いている場合や、親指の付け根がやせてきている場合は、まずは専門の先生に診てもらってください。
私もそうお伝えしています!
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
- しびれる範囲は親指から薬指の親指側まで。小指は含まれない
- 明け方に強くなり、手を振ると楽になるのが特徴
- 手首の狭い通り道で神経が押されている状態
- 圧倒的に女性に多く、妊娠・出産期と更年期に増える
- 親指の付け根がやせる・丸が作れないのは、しびれだけの段階を越えたサイン
- まずは手首を反らせたまま固定する時間を減らす
寝相のせいかな、で何ヶ月も過ごしてしまう。
そういう方に、私はよくお会いします。
心当たりがあれば、一度確かめにいってみてください。
一緒に前に進んでいきましょう!
手のしびれが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!
参考文献
日本手外科学会広報渉外委員会(監修)「手外科シリーズ1 手根管症候群」日本手外科学会, 2024.
日本整形外科学会「手根管症候群」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる, 2024.





