夕方の陸上トラックで立ち止まりスネの内側を手で押さえているランナーの脚の写真|シンスプリント|走るとスネの内側が痛くなる理由|立川駅・立川南駅の鍼灸院

シンスプリント|走るとスネの内側が痛くなる理由

目次
  1. 痛むのは、スネの内側の下のほう
  2. 骨そのものではなく、骨を包む膜が痛んでいる
  3. 新人選手に多いのには、理由がある
  4. ここだけは見逃さないでください
  5. 痛みが強い時期にやること
  6. まとめ

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【シンスプリント】について書いていきたいと思います!

走り込みが始まってから、スネの内側が痛くなってきた、、
休むほどではない気がして続けている方の判断材料が、少しでも増えれば嬉しいです!

痛むのは、スネの内側の下のほう

場所がはっきりしているのが、この状態の特徴です。

すねの骨を上から下まで3つに分けたとき、いちばん下の3分の1あたり。
その内側の、少し後ろ寄りのところです。

そして痛みは点ではありません。
縦に長い範囲で、じわっと広がるように出ます。

運動している最中と、運動が終わったあとに痛む。
押すと痛みが強くなる。
そういう出方をします。

シンスプリントで痛みが出るすねの内側の下3分の1の範囲を縦長の帯で示した診察机の紙資料の写真|シンスプリント|立川の鍼灸院

骨そのものではなく、骨を包む膜が痛んでいる

骨の表面は、骨膜という薄い膜に包まれています。
シンスプリントで炎症が起きているのは、この膜です。

古くは脛骨過労性骨膜炎と呼ばれてきた、と資料には書かれています。
名前のとおり、使いすぎによる骨膜の炎症ということですね。

ふくらはぎの奥の筋が、骨膜を引っぱる

引っぱっているのは、ふくらはぎの奥にある筋肉です。

ひらめ筋
後脛骨筋(こうけいこつきん)
長趾屈筋(ちょうしくっきん)

どれも足首を下に向ける動きをする筋肉で、すねの骨の内側から始まっています。

走るたびに、この筋肉が骨膜を繰り返し引っぱる。
その牽引が積み重なって、膜に炎症が起きます。

だから痛みが「縦に長く」出る

筋肉が骨につく場所は、点ではなく線です。

すねの骨の内側に沿って、縦に長くくっついていて
引っぱられる場所が縦に長いから、痛む場所も縦に長くなる!

痛みの範囲がはっきりしない、と感じるのはこのためです。

新人選手に多いのには、理由がある

資料が名指ししているのが、中学・高校生の選手、とくに新人選手です。
陸上の中・長距離、サッカー、バスケットボール。
走ることの多い競技で、疲労がたまったときに発症しやすいとされています。

いちばん大きな要因として挙げられているのが、ランニングの量や質の急激な変化です。
初心者が急に走り始めた時。
走り込みの時期。

身体がまだ慣れていないところに、量が一気に増える。
新人選手に多いのは、この2つが重なるタイミングです。

足の形と、シューズのすり減り

要因はほかにもあります。

扁平足や回内足(かいないそく)といった、負担のかかりやすい足の形。
足首の柔軟性の低下と、下腿の筋力不足。
足の疲れによる衝撃をやわらげる力の低下。
固いグラウンドや路面での練習。
すり減ったかかとや、クッション性の悪いシューズ。

自分ではどうにもならないものと、今日変えられるものが混ざっています。
シューズのかかとの減り方は、帰ってすぐ確認できる部分でもありますね!

シンスプリントが起きやすい条件として急な練習量の増加と足首の硬さと固い路面とすり減った靴と疲労の5つを手書きしたクリップボードの写真|シンスプリント|立川の鍼灸院

ここだけは見逃さないでください

同じ場所に限局した強い痛みが続く場合は、疲労骨折との鑑別が必要になります。

見分けの手がかりは、痛む範囲の広さです。

シンスプリントの痛みは、縦に長く広がります。
疲労骨折の痛みは、一点に集まります。

指1本で「ここ」と押さえられるほど狭い場所が、ずっと強く痛む。
そういう出方をしていたら、範囲が広いか狭いかを見てもらってください。

保存的な対応で良くならない場合、骨シンチやMRIで疲労骨折を確かめる流れになります。

痛みの範囲という言葉だけで自己判断するのは、私はおすすめしません。
骨にひびが入っているかどうかは、外から見ても分からないからです。

シンスプリントの縦に長く広がる痛みと疲労骨折の一点に集まる痛みを付箋2枚で並べて比べた写真|シンスプリント|立川の鍼灸院

痛みが強い時期にやること

痛みが強い場合は、慢性化を避けるために運動量を減らす必要がある、とされています。

そのうえで挙げられているのが、アイスマッサージと外用薬。
足底や足関節周囲の筋肉の強化とストレッチング。
足底板と、クッション性が良くかかとの安定したシューズ。

タオルギャザーやチューブを使ったリハビリもおすすめです。

ヒラメ筋は、膝を曲げて伸ばす

ここだけは、やり方で結果が変わります。

ふくらはぎのストレッチというと、膝を伸ばしたまま壁を押す形を思い浮かべる方が多いです。
それでは、奥にあるヒラメ筋に届きません。

膝を曲げた状態で足首を反らす。
資料の図もこの形で描かれています。

骨膜を引っぱっている当人はヒラメ筋なので、そこに届かせないと意味が薄いということですね。

運動を再開する目安として、少なくとも2週間、痛みが出ない状態を保ってから、とされています。
戻したあとも強度を落として、休む時間を長めに取る。

痛みが消えた日が復帰の日ではない。
ここを踏みとどまれるかどうかが、来年の走りを分けると私は思っています!

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

  • 痛むのはすねの内側、下3分の1あたりの縦に長い範囲
  • 炎症を起こしているのは骨そのものではなく、骨を包む膜
  • ふくらはぎの奥の筋が、走るたびに骨膜を引っぱっている
  • 急に量が増えた新人選手にいちばん多い
  • 一点に限局した強い痛みが続く時は、疲労骨折との鑑別が必要
  • ヒラメ筋のストレッチは膝を曲げて行う

痛みが出た時期に何を変えられるかで、この先の走り方が変わってきます。
まずは今日、シューズのかかとを見てみてください。
一緒に前に進んでいきましょう!

走ると出るスネの内側の痛みが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!


参考文献

日本整形外科スポーツ医学会 広報委員会「スポーツ損傷シリーズ 15.シンスプリント」日本整形外科スポーツ医学会.

American Academy of Orthopaedic Surgeons「Shin Splints」OrthoInfo.

タグ#すねの痛み#シンスプリント#ランニング#疲労骨折#立川#脛骨#骨膜
院長 斉藤宏之

この記事を書いた人

斉藤 宏之

鍼灸師・柔道整復師(国家資格)/2015年から臨床

立川・錦町の完全自費 鍼灸治療院。「またここに来れば大丈夫」と思える場所を目指しています。

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