
ドケルバン病|抱っこのたびに手首の親指側が痛む
目次
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【ドケルバン病】について書いていきたいと思います!
赤ちゃんを抱き上げるたびに、手首の親指側にズキッと痛みが走る、、
そんな手首と付き合っている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!
痛むのは、手首の親指側
痛みが出るのは、手首の親指側です。
親指の付け根から手首にかけての、骨が少し出っぱっているあたりになります。
その場所が腫れて、押すと痛い。
そして親指を広げたり動かしたりすると、そこに強い痛みが走ります。
じっとしている時は痛くないのに、動かした瞬間に来る。
そういう出方をします。
傷んでいるのは、親指を動かす2本の腱
腱は、筋肉と骨をつないでいるひものようなものです。
その腱が浮き上がらないように、要所要所でトンネルのような部品に通されています。
手首の親指側を通っている腱のうち、傷むのは2本と決まっています。
- 親指を伸ばす腱
- 親指を広げる腱
この2本が、同じひとつのトンネルを一緒に通っています。
そのトンネルの部分で炎症が起きて、腱の動きがスムーズでなくなる。
だから、親指を伸ばす動きと広げる動きで痛みが出ます。

使うほど擦れる、という悪循環
資料には、この状態の進み方が悪循環という言葉で書かれています。
親指を使いすぎる。
トンネル側が厚くなる。
腱の表面も傷む。
通り道がさらに窮屈になって、もっと擦れる。
一周まわって、また使う。
つまり、使い続けているかぎり、勝手には止まってくれないという構造です。
痛いけれど使ってしまう、という状態がいちばん進みます。
ここが、この状態のやっかいなところだと私は思っています。
妊娠中と産後、そして更年期に多い
なりやすい方には、はっきりした傾向があります。
挙げられているのは、妊娠中の方、産後の方、そして更年期の方です。
産後については、生まれてから4〜6週のあいだが挙げられています。

確かめ方は、こぶしを握って手首を小指側へ
病院で行われている確かめ方は、ひとつです。
親指を手のひらの内側に入れて、こぶしを握る。
そのまま手首を小指側に曲げる。
これで手首の親指側に痛みが出るかどうかを見ます。

痛みが出れば、この状態が疑われます。
何度も繰り返して確かめる必要はありません。
一度わかったら、あとは診てもらうほうが早いです。
治療は、休ませることと固定から
最初に行われるのは、その場所を休ませることです。
湿布を貼る。
装具を当てて固定する。
刺激を減らすことが、いちばん最初に来ます。
注射と、その先の手術
それで足りない場合には、トンネルの中に注射をして、炎症と痛みと腫れを抑えます。
それでも改善しない時や、何度も繰り返す時には、窮屈になったトンネルを開く手術が検討されます。
保存療法を6週間続けて改善しない場合に手術を考える、という目安が示されています。
そして適切な治療でほとんどの方はよくなり、数週間から数か月で楽になるとされています。
一生付き合う状態ではない、ということです。
抱っこはやめられない。だから道具に頼る
この状態の治療の柱になるのは、安静です。
そして産後の方にとって、いちばん取りにくいのも安静です。
赤ちゃんは待ってくれません。
抱っこを減らしてくださいと言われて減らせるなら、とっくに減らしています。
気持ちは痛いほどわかります、、
なので私は、休ませることを自分の意志ではなく道具にやらせるのがいいと思っています。
保存療法として挙げられているのは、湿布と、装具を当てた固定です。
装具は、その場所が動かないようにしておく道具になります。
自分で気をつけている間は、気をつけていない時間がどうしても出てきます。
装具は、つけているあいだずっと働いてくれます。
抱っこをやめる必要はありません。
痛い形にならないように、外から止めておく。
そのくらいの落としどころで、まず一歩進めていくのがいいかなと私は思います!
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
- 痛むのは手首の親指側。親指を広げたり動かしたりすると強く出る
- 傷むのは、親指を伸ばす腱と、親指を広げる腱の2本
- 使う→通り道が窮屈になる→もっと擦れる、という悪循環で進む
- 妊娠中・産後・更年期の方に多い
- 確かめ方は、こぶしを握って手首を小指側に曲げる
- 治療は安静と固定から。足りなければ注射、それでも改善しなければ手術
- ほとんどの方は数週間から数か月で楽になる
手首の痛みは、抱っこを我慢する理由にはなりません。
止めておく方法があるので、一緒に前に進んでいきましょう!
抱っこのたびの手首の痛みが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!
参考文献
日本手外科学会 広報渉外委員会「手外科シリーズ 2.ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」日本手外科学会.
日本整形外科学会「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.
American Academy of Orthopaedic Surgeons「De Quervain's Tenosynovitis」OrthoInfo.





