デスクでモニターを見上げるように顎を上げた男性の後ろ姿。頚椎症性神経根症|上を向くと肩と腕に痛みが走る(立川駅すぐの鍼灸院yell鍼灸治療院)

頚椎症性神経根症|上を向くと肩と腕に痛みが走る

目次
  1. 押されているのは、背骨から出たばかりの神経
  2. 上を向くと出る。それがこの状態の目印
  3. 遠近両用メガネでパソコン、という落とし穴
  4. 腕の力が落ちてくることもある
  5. 診断はレントゲンと、首を反らせる確認
  6. 基本は自然によくなる。ただし数か月かかる
  7. まとめ

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は【頚椎症性神経根症】について書いていきたいと思います!

うがいをしようと上を向いた瞬間、首から腕にかけてズキンと痛みが走る、、
そんな痛みと付き合っている方の不安が少しでも軽くなれば嬉しいです!

押されているのは、背骨から出たばかりの神経

首の骨のあいだからは、腕へ向かう神経が左右に出ています。
その神経が、骨から出てすぐのところで押されたり刺激されたりする。
それが、この状態で起きていることになります。

押されているのが腕へ行く神経なので、症状は首では止まりません。
首から肩、そして腕や手の指へと下っていきます。

椎間板がふくらみ、骨のとげができる

骨と骨のあいだには、椎間板というクッションがあります。
年齢とともに、このクッションは高さを失って少しふくらんできます。
同時に、骨のふちにとげのような出っぱりができて、神経の通る出口がそのぶん狭くなる。

ここで知っておきたいのは、この変化そのものは誰にでも起きるということです。
特別な異常が見つかったわけではなく、年齢なりの変化がそこにあるという話になります。

クリップボードに挟んだ紙に手書きで「首から出る神経」「出口が狭くなる」「痛みは腕まで」と3行書いた写真。頚椎症性神経根症で起きていることを示す(立川の鍼灸院yell鍼灸治療院)

上を向くと出る。それがこの状態の目印

出方には、はっきりした目印があります。

首を後ろへそらせると、痛みが強くなる。

上を向くことや、うがいをすることが不自由になる、と資料には書かれています。
うがいは毎日します。
だから、うがいで気づかれる方が多いのだと思います。

下を向いている時や、まっすぐ前を見ている時には、そこまで出ないことがある。
「上を向いた時だけ」という出方をするので、肩こりだと思って湿布を貼ったまま過ごしてしまう方が多い印象です。

遠近両用メガネでパソコン、という落とし穴

原因として挙げられているものの中に、思いがけないものがありました。

遠近両用のメガネで、パソコンの画面を見ていること。

遠近両用のレンズは、下のほうが近くを見る部分になっています。
その部分で正面の画面を見ようとすると、顎を上げて首をそらせる形になる。
そして、その形のまま何時間も過ごすことになります。

さきほどの「首を後ろへそらせると痛みが強くなる」を、仕事中ずっと続けているのと同じです。

ここは変えられます。
画面の位置を下げる。
パソコン用のメガネを別に用意する。

首の骨の変化そのものは戻せませんが、首をそらせている時間は今日から減らせます。

木の机に置かれた遠近両用メガネと閉じたノートパソコン。頚椎症性神経根症の原因に挙げられる、首をそらせて画面を見る姿勢を示す(立川の鍼灸院yell鍼灸治療院)

腕の力が落ちてくることもある

痛みとしびれだけではありません。
腕の筋力が落ちたり、感覚が鈍くなったりすることも少なくない、とされています。

痛いから力が入らないのか、力そのものが落ちているのか。
自分では、ここの見分けがつきにくい。

物を落とすことが増えた。
ペットボトルの蓋やボタンがやりにくい。
そういう変化があれば、痛みの話と一緒に伝えていただくのがいいと思います。

診断はレントゲンと、首を反らせる確認

診断は、レントゲンで首の骨の変化を確かめることと、首を後ろにそらせて症状が強くなるかを見ることで決まります。

MRIでは、神経の圧迫を確認しにくい場合もある。

骨のとげで出口が狭くなっているのが分かることはありますが、押されている神経そのものは写りにくい。
MRIを撮って「はっきりしませんね」と言われたとしても、それは診断がつかなかったという意味ではありません。

基本は自然によくなる。ただし数か月かかる

この状態は、基本的には自然によくなっていきます。

大多数の方は時間とともによくなり、治療を必要としないとも書かれています。
行われるのは、首の牽引と、症状が強い時の痛み止めです。
筋力の低下が著しい場合や、痛みで仕事や生活に支障が出ている場合には、手術が検討されます。

数か月は長い

よくなるまでには数か月以上かかることも少なくない。

数か月です。
今つらい方にとって、これは長い。

それでも、待つことに意味があると分かっているかどうかで、その数か月の過ごし方は変わると私は思っています。
終わりの見えない痛みと、終わりのある痛みは、同じ痛みでも別のものになります。

中高年の半分は、症状なしで同じ変化を持っている

中高年以降の方のおよそ半数は、症状が出ていないまま、すり減った椎間板と押された神経を持っているとされています。
画像に写る変化と、今出ている痛みは、いつも同じものではないということです。

レントゲンで骨のとげを見せられると、それが痛みの正体のように思えます。
同じものを持っていて痛くない方が、まわりに同じくらいいらっしゃる。

白い紙に手書きで「中高年の半数」「症状が出ていない」と書いた写真。頚椎症性神経根症と同じ変化を持ちながら痛みが出ない方が多いことを示す(立川の鍼灸院yell鍼灸治療院)

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

  • 首の骨から腕へ出る神経が、出口のところで押されている
  • 症状は首で止まらず、肩から腕、手の指まで下っていく
  • 目印は「首を後ろへそらせると強くなる」。うがいで気づく方が多い
  • 遠近両用メガネでパソコン画面を見る姿勢も、原因に挙げられている
  • 腕の筋力低下や感覚の鈍りが出ることもある
  • 診断はレントゲンと、首を反らせる確認。MRIでは写りにくいこともある
  • 基本は自然によくなる。ただし数か月以上かかることも少なくない
  • 中高年のおよそ半数は、症状なしで同じ変化を持っている

上を向けない不便さは、まわりに伝わりにくいところだと思います。
終わりのある痛みですので、一緒に前に進んでいきましょう!

上を向いた時の首から腕の痛みが続いている方は、立川駅・立川南駅から徒歩5〜8分の当院にもご相談ください。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!


参考文献

日本整形外科学会「頚椎症性神経根症」日本整形外科学会 症状・病気をしらべる.

American Academy of Orthopaedic Surgeons「Cervical Radiculopathy (Pinched Nerve)」OrthoInfo.

タグ#デスクワーク#立川#腕のしびれ#遠近両用#鍼灸#頚椎症性神経根症#首の痛み
院長 斉藤宏之

この記事を書いた人

斉藤 宏之

鍼灸師・柔道整復師(国家資格)/2015年から臨床

立川・錦町の完全自費 鍼灸治療院。「またここに来れば大丈夫」と思える場所を目指しています。

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