涼しげなキッチンとそうめん/夏バテ×自律神経のイメージ

夏バテで食欲が落ちる…自律神経が原因かもしれません

目次
  1. 「冷たい麺ばかり食べたくなる」── 夏のからだのサイン
  2. 暑さと自律神経 ── 体は1日中"戦闘モード"のまま
  3. 施術をしていて感じる、夏のお身体の変化
  4. 鍼灸で副交感側へスイッチを切り替える
  5. 今日からできる胃腸セルフケア3つ
  6. まとめ
  7. 📚 参考文献

こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!

今回は、夏になると出てくる「食欲不振」や「だるさ」について書いていきたいと思います!

「朝、ごはんが入らない」

「冷たい麺やアイスばかりほしくなる」

「夕方になると、もう動きたくない、、」

そんな経験、ありませんか?

これって「夏バテかな」で片付けてしまいがちですよね。

でも実は、その背景には 自律神経の乱れ が深く関わっていることがあるんです。

今回は、なぜ夏に食欲が落ちるのか、その正体をできるだけわかりやすくお話しします!

「冷たい麺ばかり食べたくなる」── 夏のからだのサイン

夏になると、自然と冷たいものに手が伸びますよね。

私もそうめんが好物です笑

そうめん、冷やし中華、アイス、冷たい飲み物、、

「夏だから当たり前」と思いがちですが、これは体が「もう熱を作りたくない」というサインを出している状態でもあります。

簡単に言うと、暑さに対処するために体が消化器のはたらきをちょっとお休みさせている、というイメージです。

胃腸は食べたものを消化するときに、それなりにエネルギーを使います。

つまり、暑い夏は「消化のためにエネルギーを回すゆとりがない」状態になりがちなんですね。

暑さと自律神経 ── 体は1日中"戦闘モード"のまま

ここで主役になるのが、自律神経です。

自律神経には2つの神経があります。

交感神経は、体を活動・緊張させる「アクセル」です。

副交感神経は、体を休ませる「ブレーキ」です。

胃腸を動かして消化を進めるのは、休む方の副交感神経の役割。

ところが、真夏の暑さの中では、体温を下げようとして交感神経がずっと働き続けます。

汗を出したり、皮膚の血管を広げたり、心拍を保ったり、、

簡単に言うと、夏の体は ゴールを許してもらえないランナーのように、1日中ずっと走り続けている状態 になりやすいんですね。

その結果、ブレーキ側の副交感神経が引っ込み、胃腸の動きが落ちて食欲が出にくくなる、と考えられています。

自律神経のシーソー図

ちなみに、気圧の変化でも同じことが起きるという研究があります。

名古屋大学・佐藤純先生の研究(2003年)では、気圧が下がると 交感神経が優位になり、痛みが増強することが報告されています(※動物実験ベース)。

梅雨や台風で頭痛・だるさが出るのも、同じ"戦闘モード"の流れにあります。

こちらの記事でも詳しく書いていますので、よろしければあわせてどうぞ。

🔗 気象病と自律神経のはなし

施術をしていて感じる、夏のお身体の変化

日々施術をしていると、毎年7月に入ると、ある変化を感じます。

それは、「お腹が硬い」方が一気に増えるということです。

特に、みぞおち〜おへその周りを軽く触ると、ぎゅっと縮こまっている方が多いんですね。

これはまさに「胃腸が休めていないサイン」だと感じています。

「最近、ちょっと食べるとすぐお腹が張る」

「冷たいものを摂りすぎてしまって、、」

そんな声をうかがうのも、決まってこの時期です。

おひとりおひとり背景は違いますが、共通しているのは「自律神経のバランスが少し崩れていそう」という点でした。

鍼灸で副交感側へスイッチを切り替える

ここで、鍼灸が得意としているのが「副交感神経の側に体を傾ける」アプローチです。

【論文から】小杉純子先生の研究(2008年)

鍼灸の施術前後で、心拍数が 減少する傾向 が報告されています。

これは、体が休めれば胃腸も動き出しやすくなる ── その方向に向かっているサインのひとつです。

(出典:小杉純子「鍼灸治療が自律神経機能に及ぼす効果」全日本鍼灸学会雑誌, 2008)

ひとつ正直にお伝えすると、変化の感じ方には個人差があります。

すべての方に同じ反応が出るわけではありません。

ただ、「走り続けている体に、ようやく休む時間を取り戻していただく」お手伝いができる可能性がある、ということですね。

胃腸の動きを取り戻すには、まず「体を休ませてあげる状態」を作ることが大切。

私の施術でも、夏の不調を抱えた方には、お腹まわり・背中・足元のツボを使って、自律神経のバランスを意識したアプローチを大切にしています。

施術シーン

今日からできる胃腸セルフケア3つ

「鍼灸はちょっと先に置いておいて、まず自分でできることは?」というところですよね。

すぐにできる3つをご紹介します!

① 朝、白湯を1杯

冷たい水ではなく、白湯を1杯。

胃腸を内側からあたためて、副交感神経をスイッチオンしやすくします。

② "ぬる湯"に5分でも浸かる

シャワーで済ませがちな夏こそ、湯船です。

38〜40度のぬるめのお湯に5分浸かるだけで、体が「休んでいい」と感じるスイッチが入りやすくなります。

③ 寝る前30分のスマホを少し控える

スマホの光は交感神経を起こしてしまいます。

「夏はただでさえ寝苦しい」中で、寝る前のスマホは追い打ちですね、、

完全に消す必要はありませんが、30分だけお休みする時間を作ってみてください!

セルフケア3つの図解

ちなみに「自律神経が乱れているサイン」は他にもいくつかあります。

ご自身の状態をチェックしたい方は、こちらの記事ものぞいてみてくださいね。

🔗 自律神経の乱れを見抜く5つのサイン

まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます!

今回のポイントをまとめます。

  • 夏に食欲が落ちるのは「自律神経」が関わっていることがある
  • 暑さで交感神経が優位になり、胃腸の動きが落ちやすい
  • 鍼灸は副交感神経側へ働きかけるアプローチが得意
  • 白湯・湯船・スマホ控えめが今日からできるセルフケア

夏は、どうしても体に負担がかかる季節です。

「毎年のことだから」と我慢する前に、まず ご自身の体の声を聞いてあげてくださいね。

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立川駅・立川南駅からアクセスしやすい場所にあります。

yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!


📚 参考文献

  • 佐藤 純(2003)気象変化による慢性痛悪化のメカニズム. 日本生気象学会雑誌 40(4):219-224.
  • 小杉純子(2008)鍼灸治療が自律神経機能に及ぼす効果. 全日本鍼灸学会雑誌 58(5):742-748.natsubate_eyecatch
タグ#セルフケア#夏バテ#立川#自律神経#鍼灸#食欲不振

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