
膝を調べて出てくる半月板|膝の中でしてる仕事の話
目次
こんにちは! yell鍼灸治療院の斉藤です!
今回は半月板について書いていきたいと思います!
膝が痛くて調べたら、半月板って言葉が出てきて、何のことなのかピンと来なかった経験、、、ありませんか?
今回はそんな半月板の基本を、できるだけわかりやすく書いていきたいと思います!
※この記事は「半月板シリーズ」の初回です。
半月板ってどこにある?
まず、半月板がどこにあるかを知っておくと、後の話がスッと入ってきます。
骨と骨の間にはさまっているクッション
半月板は、膝関節の中にあるクッションのような部品です。
もう少し詳しく言うと、太ももの骨(大腿骨)と、すねの骨(脛骨)の間に挟まっているクッション。
簡単に言うと、二枚のパンの間にハンバーグを挟んだ、あのハンバーガーの構造にちょっと似ています!
骨と骨の間で、衝撃をやわらげる役目をしているんですね。

膝の中に2枚入っている
そして、半月板は片方の膝に2枚入っています。
内側と外側に1枚ずつ、この2枚が組になって、膝を支えているんですね。
半月板の話は院でもよく質問される話題の一つです。
半月板はどんな形?
「2枚入ってる」と聞くと、「同じ形が2枚?」と思われるかもしれませんが、実は違うんです!
内側と外側で形が違う(C字型とO字型)
- 内側半月板(内側にあるほう):C字型(アルファベットのCみたいなカーブ)
- 外側半月板(外側にあるほう):O字型に近い形(丸っこい)
「なんで内側と外側で形が違うの?」と思われた方もいるかもしれません。
これは、膝の中で内側と外側で動き方が違うからなんです。
内側の膝はどっしり構えて動きが少なめ、外側の膝はよく動く。
だから、それぞれに合った形になっている、と考えるとイメージしやすいかもしれません!

材料は線維軟骨というしなやかな組織
半月板って何でできてるの?
半月板は線維軟骨という組織でできています。
簡単に言うと、コラーゲンの束でできた、しなやかで弾力のある素材です。
イメージとしては、ゴムに近い性質なんですが、ちょっと厄介なのが、破けても自然に修復されにくい素材なんですね、、
半月板がしてる3つの仕事
じゃあ、その半月板が膝の中でどんな仕事をしてくれているのか?
メインは3つあります!
仕事①:衝撃吸収(クッションの本領発揮)
歩く・走る・ジャンプする時、膝には体重の何倍もの力がかかると言われています。
その衝撃を、半月板がクッションとしてやわらげてくれているんですね!
イメージは、スニーカーのインソール(中敷き)に近いです。
地面からの衝撃を、下から一発で受けるのではなく、一度クッションを通して和らげる、そんな役目です。
仕事②:力の分散(たがの力で軟骨を守る)
半月板の二つ目の仕事は、上から来る力を横に広げてくれることです。
たとえ話でいくと、木の樽(たる)の側面をぐるっと囲っているたが(金属の輪)、あれをイメージしてください!
たががあることで、樽が横に広がらず、上からの重みに耐えられる、あの構造とよく似ています。
半月板がないと、力が膝の一点にどーんと集中して、軟骨がピンポイントで削れてしまうんです。
だから半月板って、実は軟骨のガードマンみたいな存在なんですね!
仕事③:関節を安定させる
3つ目は、膝がグラつかないよう安定させる仕事です!
骨と骨の間のすき間を半月板がしっかり埋めることで、膝が横にズレにくくなる。
膝の安定装置のメインは靭帯(じんたい)や骨の形なんですが、半月板は副担任みたいな立ち位置で、地味に安定を支えているんです。
治りやすい部分・治りにくい部分がある
実は、半月板って場所によって修復されやすさが違うんです。
これ、意外と知られていない事実、、、!
血流ゾーン(赤いゾーンと白いゾーン)
半月板は、外側(膝の外周部)に血が通っています。
逆に、真ん中に近い部分は血が通っていません。
- 赤いゾーン(外周部):血が通っていて栄養が届く
- 白いゾーン(内側):血が通っておらず栄養が届かない
血が通っている=栄養が届く=修復する力がある、というシンプルな仕組みです!

外側の赤い部分は修復されやすい
赤いゾーンは、傷ついても栄養が運ばれるので、自然に落ち着いたり、手術で縫って修復できるケースがあります。
医師が「縫えるか縫えないか」を判断するのも、まさにこの血流ゾーンを見ているんですね!
内側の白い部分は修復されにくい
一方で、白いゾーンは、血が通っていないので、破けたらそのまま残ってしまうことが多い。
だから半月板は「一度傷めるとやっかい」と言われるんですね!
もしも半月板がなくなったらどうなる?
「半月板がなくなったら、どうなるの?」
これは治療院でよく聞かれる質問です!
クッションが消えると軟骨に直接負担
半月板がない=骨と骨の間のクッションが消える=軟骨に直接ドスンと負担がかかる、ということになります。
そうすると、軟骨がどんどん削れて、動くたびに膝が痛い、というつらい状態になっていきます。
将来の変形性膝関節症のリスクが上がる
海外の医学論文(Hantouly 2024)では、半月板の根っこが切れる怪我(後の記事で紹介します)は、半月板を全部取ってしまったのとほぼ同じダメージ、と言われています。
つまり、半月板をどれくらい失うかは、将来の膝の寿命に直結する、というわけなんですね。
だからこそ、半月板を守ることが本当に大事なんです!
(→ 次回は「じゃあ、半月板は膝の中でどう動いてるのか?」を書いていきます!)
まとめ
ここまで読んでくださってありがとうございます!
- 半月板は膝の中の三日月クッションで、片方の膝に内側と外側の2枚
- 材料は**線維軟骨(コラーゲンの束)**でしなやか。ただし破けると自然に修復されにくい
- 仕事は衝撃吸収/力の分散(たがの力)/関節の安定の3つ
- 修復されやすい赤いゾーンと修復されにくい白いゾーンがある
- 半月板を失うと軟骨が直接削れて、変形性膝関節症のリスクが上がる
半月板って、地味な部品に見えるかもしれませんが、実は膝の一生を左右する超大事なクッションなんですね!
今回で「半月板ってこんな存在なのか」と少しでもイメージが湧いたら嬉しいです!
立川で膝の違和感を感じている方は、いつでも yell鍼灸治療院にご相談ください。
あなたの膝の一生を、一緒に守っていきましょう!
yell鍼灸治療院は、あなたの健康と笑顔とハッピーを超応援します!
参考文献
- Hantouly AT, et al. Meniscus root tears: state of the art. Int Orthop. 2024;48(4):955–964.
- Fuchs A, et al. In-vivo assessment of meniscal movement in the knee joint during internal and external rotation under load. J Exp Orthop. 2022;9(1):102.




